100年前の真鶴へタイムトラベル!?
「ここ、どこだろう?」……お分かりにりますか? これは大正11年、国鉄熱海線が開通した際の真鶴駅の写真です。今の駅前にある「New Days」も「観光案内所」も、まだ影も形もありませんね。100年以上前の風景……これが写真に残っているというだけで貴重、驚きです!!
来たる3月20日(金・祝)「真鶴地域情報センター」にて、大正〜昭和の貴重な風景を写真で展示する『真鶴古写真展』が開催されます! 100年以上前の白黒写真から、当時の空気感を肌で体感してみませんか?
ただの展示会ではありません!
このプロジェクトの醍醐味は、古い写真をただ眺めるだけに終わりません。それは、ひとつひとつの写真をGoogleマップ上に「マッピング」していく……というデジタル技術との融合にあります。対象となるのは、町民の方々から提供された約600枚もの貴重な写真たち。マップに紐づけることで、その場に立って昔との違いを実感することもできるようになります。
……とはいっても、その作業は簡単なものではありません。背景に映る山の稜線や、道の勾配やカーブの具合、特徴的な建物の屋根などなど……。些細なヒントを手がかりに、現在の地図と照らし合わせて撮影場所(緯度・経度)を特定していきます。発掘調査にも似たこの作業は、まさに「歴史探偵」と言ってよいかも!
当時の人々の暮らしやお祭りの熱気まで、マップに閉じ込めて未来へつなぐ……まるで土に埋めるタイムカプセルを、デジタル上の仮想空間で実現するプロジェクトみたい!! 一度マップにアーカイヴしてしまえば、アプリやHPにも応用できますし、小学生の社会・生活科教材としても活用できるかもしれませんね。
Code for Manazuru(C4M)
このプロジェクトを企画・運営しているのは、一般社団法人「Code for Manazuru(略称C4M)」になります。一昨年の12月に設立されたばかりの新しい団体ですが、昨年の東京大学「チャレンジ!!オープンガバナンス 2025」で最優秀賞を受賞。10代から50代までの「真鶴愛」あふれるメンバーが所属するシビックテック集団です。
私自身も所属しているのですが、IT技術を活用して地域課題を解決することを目的に、楽しみながら活動しています 。そんな軽やかで熱い決意が、C4Mの活動を支えています 。メンバーは随時募集中なので、真鶴が大好きで何かしてみたい! ……という方は、ぜひ会場で声をかけてみてください!
イベント詳細
このプロジェクトのマッピングに欠かせないのが、長く真鶴に住む方々からの聞き取りです。「あの角には昔、こんな店があってね」「この道は昔、もっと狭かったんだよ」……そんな声をお寄せいただければ、昔の人と今の人との想いもつながるかもしれません。
今回のイベントでは、写真提供者の茂さんをお招きした「語りの部」を開催。教科書には載っていない、生きたエピソードに触れることができます。デジタル技術をきっかけに、世代を超えて土地の記憶を共有する。これこそがC4Mが大切にしている価値です。
【イベント概要】
題名 :『真鶴の古写真展』
日時: 3月20日(金・祝)10:00〜17:00
場所: 真鶴地域情報センター 1階
参加費: 無料(予約不要)
【タイムスケジュール】
10:00 〜 10:40 古写真マップお披露目・活動報告
11:00 〜 12:00 語りの部(茂さんを囲んだ対話会)
13:00 〜 17:00 写真展示 & マッピング体験会
春の祝日、ご家族や友人と一緒に100年前の真鶴へ「記憶と記録の散歩」に出かけてみませんか? また再び町に出てみた時、見慣れたいつもの風景に、写真で見た昔がオーバーラップして見えるようになるかもしれません(私がそうでした)。……するとより、町が愛おしく見えたりするはずです!