はじめてのカレー屋さん?
私が真鶴に引っ越してきてすぐ、食べに行くようになったのがここのカレー屋さん。琴ヶ浜を目前にのぞむ『あしたの箱』さんです。オープンは2024年の8月。ちょうどタイミングがよかったのですね。母が「東京からやってきたカレー屋さんが真鶴で開店するんだって!」と教えてくれました。
カレーと言えば我が家のソウルフード。それというのも父がカレーに目がないからです。小さい頃から新しいお店を見つければ食べに行きますし、イベントなどでキッチンカーが出店していても必ず味見します。私自身は小さい頃から辛いものが苦手だったけど、ちょうどこの年頃からカレーの美味しさが分かるようになってきたのでした。
お母さん、お父さんを手伝って、時々カウンターに立つこともある「ゆうちゃん」は、私の1歳下の女の子。引っ越してきて初めてお話しして、今ではおうちのおばあちゃんや、飼っている烏骨鶏(うこっけい)ちゃんたちともお友だちです。……ということで『あしたの箱』さんは、色々な意味で私にとっての「デビュー」のお店だったのです。
真鶴時間が流れるお店
ご存知の方も多いと思いますが、『あしたの箱』さんはもともと東京の中でも一二を競うおしゃれスポット、恵比寿で営業していたカレー屋さん。しかも超人気店!! 固定客だったファンの方もたくさんいらっしゃって、連日長〜い行列が出来ていたそうです。
ゆうちゃんのお母さん、店主の映子さんは、学生の頃に奇跡のような出会いをしたカレー屋さんを目標にスパイス修行に励み、二宮の畑にいらっしゃるスパイスの達人、そして本場のインドに渡って探求と勉強を極め……とにかくもう、カレー愛がHOT! HOT!!な熱いお方。そんな人が作るカレーが美味しくないわけがありません!
当時はまだゆうちゃんも(お姉ちゃんも妹さんも)小さかったので、忙しくて忙しくて仕方なかったことでしょう。お父さんが真鶴を気に入って引っ越すことが決まってから、今のゆったりとした真鶴時間の流れるお店をつくるために、心機一転。お店探しから始めた甲斐あって、今の最高のロケーションと出会われたのでした。
チキンカレーと地元のプレート
父が絶賛するのは、映子さんの作るチキンカレー。恵比寿のお店での看板メニューでした。これが父の思い出の味に限りなく近い……らしいです。高校の頃から通い詰めていた父の地元、千葉にあった有名店(今はもう店主の方がお亡くなりになってありません)のチキンカレー。
でも、父が最初に食べたのはプレートの方。お店では「二種盛りカレー」「TODAY’S SPECIALターリー」というメニュー名で、南インド風(たぶん)のプレートカレーも提供されています。父は次にチキンカレーを食べてから、「こーゆーのでいいんだよ、こーゆーので」と孤独のグルメみたいな事を言って、チキンカレーオンリーになってしまいましたが、母と私が好きなのはプレートの方です。
地元のお魚や野菜を使った、その時かぎりの旬の食材も登場し、DELIのように色々な味が楽しめます。研究熱心な映子さんが編み出すレシピは数回通っただけでは味わい尽くせません。年間を通して新しい味、初めての味と出会えるはずです。
海とカレーと音楽とお酒と……
でも実はこのお店、当『まなNAVI』にはもう登場済みだったんです。EATカテゴリーの初期の頃にご紹介した『BARハイハーバー』と、実は店舗としては同じなのです。BARの方は映子さんの旦那さんによって土曜日の夜だけ開店。カレー屋さんは基本的には木曜日〜日曜日の昼間に営業されています。基本的には……。