やっと行けました!!
実はこの夏、我が家に新しい家族が加わりました!! ……といっても人でも生きものでもありません。水色のかわいい軽自動車「ラパン」です。せっかく車をゲットしたのだから、と家族での記念すべき最初のおでかけ先に選んだのが、今回ご紹介する『スプーン』さんでした。

というのも、『スプーン』さんが営業しているのは(火)(水)(木)の3日間だけ。しかも、ランチの時間のみ。お勤めや学校のある人にはなかなかハードルが高くて……「行きたい行きたい」と思いながらも何度もタイミングを逃してきました。だからこそ、お盆期間中に、やっと行くことができたこのチャンスを逃せませんでした。
場所は、地元でおなじみの「小田百(おだひゃく)」……「小田原百貨店パントリー真鶴店」のすぐ近く。となりに「おくつ商店」の緑の看板が見えたら、その白い建物の1階が『スプーン』さんになります。
お店の入り口をよく見ると、なんと手貼りのテープで「スプーン」の文字が! ガラス戸には、その日の日替わりメニューや「OPEN」の貼り紙も……。この手づくり感が個人飲食店の良さ、手作りの味を予感させてくれます。

大きな窓と、まぶしいお庭

引き戸を開けて中へ。細長い店内は、手前がカウンター席で、奥にテーブル席という造り。濃い色の床が、落ち着いた雰囲気を出しています。そして、まず目に飛び込んできたのが、お店の突き当たりに広がる大きな窓ガラス。
その向こうには、きれいに手入れされたお庭。ちょうどいい日差しがやわらかく差し込んで、なんとも心地よい雰囲気。夏休みらしい時間が流れています。生垣の緑を眺めながらのごはんは、それだけでごちそうになります。このお庭では、家庭菜園もされているそう。

お店を切り盛りするのは、店主のおばあちゃん。もともと飲食業のほかに介護のお仕事もされていた方だそうで、店内にはちょっとした段差にスロープが用意されています。赤ちゃん用のベビーチェアもあって、小さなお子さん連れから年配の方まで……みんながくつろげる心づかいがそこかしこに。

私の日替わり定食♡
さて、肝心のお料理です。私が頼んだのは、日替わり定食(壁に貼られた手書きのカレンダーで毎日変わります)。この日は「鶏ササミの挟み揚げ」でした。サクッと揚がったササミに、ごはん・お味噌汁・煮物の小鉢・お漬物まで付いて、心もおなかも大満足。

聞けば、お客さんには年配の方が多いので、みんなが食べやすいように……とお料理を考えているのだそう。やさしい味の理由が、なんだかわかった気がします。家族は、名物の「おうちポークカレー」や「昔なつかしナポリタン」、夏限定の「おろし豚しゃぶうどん」などを頼んでいました。

私も少しずつ味見させて頂きましたが、「おろし豚しゃぶうどん」は夏にぴったりな涼やかな一品。ありそうでなかった、初めての味でした。一方で「ナポリタン」と「カレー」は、しっかり丁寧に作られた懐かしいお味。定番と新しさが両方味わえるのは魅力的です。

広めたいけど、広めたくない!?
壁には、娘さんが昔作られたという真鶴の貴船祭を描いたステンドグラス風の切り絵アート。とても繊細に作られている絵で、父と一緒にひとしきり眺めていました。常連さんいわく、「このお店の良さをみんなに広めたい。……でも、人気になりすぎて混雑するのはイヤなんだよね」とのこと。

でも、やっぱり素敵なお店をこっそり独り占めするのはもったいない……(火)(水)(木)のお昼、真鶴でほっとひと息つきたくなったら、ぜひスプーンさんへ。あなたも、この居心地のよさのとりこになるはずです。
