企画は「体験作家」アメミヤユウさん
本を読みながら踊る? ……そんな、ちょっと不思議なイベント『踊れる文学』が、9月26日(土)に真鶴町の『道草書店』さんで開催されます!! いきなり「踊れる文学」と言われてもピンときませんよね。私も最初は「?」がいっぱい浮かびました。まずは、この企画した方のご紹介。

仕掛け人は、「体験できる世界観」を10年間つくり続けてきた体験作家「アメミヤユウ」さん。小説に描いた架空の世界を現実のお祭りとして開き、そこで起きた出来事をまた物語へ書き戻す……という「体験小説」を続けてきた方です。
これまでに手がけた企画は、なんと100を超えるそうです。人が植物へ輪廻する世界を3年がかりのお祭りにして、南足柄市で開催された『RingNe(リンネ)』など……図書館・銭湯・農地・お寺や神社まで、あらゆる場所を新しい体験の舞台としてきたそうです。
そんなアメミヤさんが、この10年間の集大成として初の著書『ワールドラインズ 体験できる世界観のつくり方』を9月9日に刊行。今回の『踊れる文学』は、その出版記念も兼ねたイベントとなるそうです。
最新作「踊れる文学」
さて、いよいよ本題の「踊れる文学」。参加者はまず、書店の棚から自分にとって「踊れそうな本」を一冊選びます。そして専用のワイヤレスヘッドホンで音楽を聴きながら、座って読んだり、立ったり、歩いたり、踊ったり……好きな姿勢で本と音楽を楽しむ企画です。

もちろん、踊らずに座って読んでいるだけでも大丈夫。決まった読み方も、決まった過ごし方もありません。その日の気分で、本と音楽との距離を自分で自由に選べるのが素敵だな〜と思います。
おもしろいのは、ヘッドホンを外すと店内はシーンと静かなまま、静寂がひろがっているというところ。同じ空間にいるのに、人によってまったくちがう音楽と物語が流れている……なんだか不思議な体験ですよね。
第1回目は、昨年10月に大和市立図書館で開かれました。通常開館中の図書館で、一般の利用者さんと同じ空間に共存するかたち。約50万冊の蔵書から本を選び、音楽と一緒に読むエリアと、じっくり読み込むエリアを行き来する体験となったそうです。
会場は真鶴の『道草書店』
書店での開催は、今回が初めてとなるそうです。会場の『道草書店』さんは、東京から真鶴へ移住した中村竹夫さん・道子さんご夫妻が2022年にオープンした本屋さん。真鶴駅から歩いて5分ほど、もともと電気屋さんだった建物をリノベーションした、土間の本棚と奥に小上がりのあるあたたかみに溢れたお店です。

今で言うと独立系書店とかインディーズ系本屋さんというのでしょうか? 漫画や雑誌、写真集が大量に売っているような大型書店ではありません。店主さんが丁寧に選ばれた一冊一冊が並んでいる、一種のセレクトショップといえば良いのかな?
新刊書もあれば古書もあったり、小出版社の本やZINEもあったり。奥には「一箱本屋」(本好きな個人の方が出店するシェア方式の書架)、さらに奥には子どもたちが集う絵本の部屋、……ここでしかない本と人との出会いが広がる素敵な本屋さんです。
イベントの詳細
当日は14:00〜17:00の3部構成。まずは読書用の音楽にひたる「アンビエント読書」からはじまり、続いて先ほどの新刊『ワールドラインズ』の出版記念トーク、そして3名のDJによるメインの「踊れる文学」へと……午後いっぱいをかけてゆっくりとプログラムが進みます。
3部構成に分かれてはいるものの、どの時間から顔を出しても、途中から参加してもOKだそうです。参加費は1,000円、定員30名の予約制となってますので、気になる方はお早めに……。詳細・お申し込みはこちら(Peatix)から。アメミヤユウさんの活動は公式サイト、書籍はこちらものぞいてみてくださいね。