『真鶴町 美の条例』自治体消滅時代と自治を問う
前回はこちらの『美の基準』と題した記事で、30年の間、町を守ってきた「真鶴町まちづくり条例」についてお話しました。そして最後に予告させていただいた通り、今回は新刊『美の条例』をご紹介させていただきます。
実は私、まだこの本を読んでいません!! だって約320ページ。とてもぶ厚い上に、字も小さいんだもん。読むのが遅い私のペースでは、全部読み切るまでに年が明けちゃうかもしれません。なので先んじて「発刊されたこと」自体をレポートいたします。
今回の本は……?
前回の『美の基準』と今回の『美の条例』……タイトルだけだと「紛らわしいな?」と思ってしまいますが、並べてみると一目瞭然!! 本の大きさも、厚さも違います。大きい方はページ数も約160ページと、ちょうど半分くらい。そして中を開いてみると……
前回の『美の基準』は写真やイラスト中心で文字は少なめ。一方で今回の『美の条例』の方はビシーッと文字ばっかり!! 名前の通り、前者は「基準」が提示されている「説明書」に近い装丁。後者は「自治体消滅時代と自治を問う」ための「論文」といったところでしょうか?
私にとっての『美の基準』は、家もビルもホテルもリゾートマンションも建てる予定がないので、この町で生きていく上での心掛け?……というより心意気!? だからすでに移住が終わった人にも「オススメの本!」としてプッシュしました。
具体的には「海と触れる場所」「座れる階段」「小さな人だまり」など……「海で遊んで、脊戸道で座って、人と触れ合わなきゃなー」って標語。歳を重ねても、これを続けていけば幸せになれそうじゃないですか? なおかつ簡単そうでありながら、忘れがちな大切な事。
「まえがき」だけは読みました!!
でも、目次をパラパラ〜ってめくってみたところ、私が単なる「標語」だと思っていたものは「パタン・ランゲージ」という考え方に基づくもので、何やら深いバックグラウンドと歴史がありそう……。
あらためて「まえがき」を読んでみると、呑気に考えていた私を置き去りにして、30年前の壮絶な戦いと、これから衰退の一途を辿りそうな町の行く末と……ずーんと、深刻な危機感と問題提起が綴られていました。
でも引っ越してきて、わずか2年の若輩モノにとって、知らなきゃいけない、お勉強しなきゃいけない大切な事が、こちらにもビッシリ書いてありそう。こわごわとしながらも腰を落ち着けて、正面から対峙しなくちゃいけないな……と心に決めました。
日々、町の問題に取り組んでいる方々だけでなく、この町で働き、生計を立てられている方々、そして私のように「のほほーん」と住んでいるだけの者にとっても、避けては通れない問題。今回の刊行を機に、向き合っていきましょう!
真鶴へのアツい想い
でもでも、この本を最初に教えていただいたのは、例によって草柳商店の「角打ち」……お酒の入った「のほほーん」の場。この本が形となるちょっと前、そしてこの『まなNAVI』が始まるちょっと前。