OCEAN
はななのフィッシュ日和*49
『真鶴”豆チョウ”聖地化計画』

真鶴を聖地に!!

前回ご紹介した「豆チョウ採集」という趣味ですが、この真鶴町という立地は、『MFゴースト』のレース場になる以上に、採集家にとってはリッチな立地になります。

それでウチも真鶴に引っ越してきたのですが!

他の採集家の方々に真鶴在住である事を伝えると、「いいなー、いいなー」と言われます。でも肝心の町民の皆さんがその事実を知らないなんてもったいない!

ぜひ町の皆さんにこの恵まれた環境を知っていただき、「豆チョウで町興し!」の機運を盛り上げて頂きたいな〜、と大それたことを提案したいと思います!




採集家が集まる琴ヶ浜

沖縄の海で生まれて、台風と黒潮に乗って関東まで流されてくるチョウチョウウオの卵。その一部はここ。真鶴半島にも辿り着いて孵化します。その小っちゃな小っちゃな赤ちゃんが「豆チョウ」ちゃんになります。

中でも「琴ヶ浜」は複雑な地形と、真鶴半島の先端にある原生林(通称「お林」と呼ばれ、神奈川の天然記念物に指定されています)から滲み出る栄養分とで、豆チョウにとっては最高の環境!

海中で植物性プランクトンが増殖し、動物性プランクトンがそれを捕食。また魚たちもそれを食べに集まってくる……「お林」が「魚付き保安林」とも呼ばれる由縁です。

別名「豆チョウ付き保安林」と言っても良いでしょう!

……という訳で、まだ物心のつかない私が採集を始めたのも琴ヶ浜でした。先日、伊豆で出会った採集家のお二人も「琴ヶ浜でお互い出会った」とお話しされていました。

波が完全に遮られる山下浜があり、干潮時にはタイドプール(潮溜まり)が出来、サザエ根のあたりは「ドン深」になっている琴ヶ浜。豆チョウ採集の視点から見ると、その価値は無限大です!




伊豆への玄関口、真鶴

でも、本当に気合いを入れて採集に行くときは、片道2〜3時間をかけて伊豆半島の先端まで遠征しちゃうのが採集家。正直、琴ヶ浜も下田や南伊豆の海には負けます。

小さな真鶴半島と比べると豆チョウの数も種類も豊富なんです

そうすると今度は真鶴を素通り。連休の最終日などは、帰り道に渋滞する場所としての印象が強くなっちゃうくらい。迂回して、伊豆縦貫道の方から帰っちゃう車も出てきます。

それでもやっぱり真鶴は、伊豆半島の玄関口。そして帰りはお勝手口(?)。琴ヶ浜の他にも「岩海岸」「尻掛海岸」「大浜海岸」「道無海岸」「高浦」「三ツ石海岸」まで、未開拓の穴場もまだまだあります。

その一部では、小林町長がよく「造礁サンゴの世界北限」と宣伝しているように、深いところにテーブル状のハードコーラルが生えてきてるのがスノーケルで観察できます。

そして、そのハードコーラルにだけ居着く特殊な豆チョウもいるのです。こう考えると真鶴って、まだまだ伸びしろ十分。ポテンシャルを秘めた海に恵まれているとは思いませんか?

「ポリプ食」と分類されるレアな豆チョウちゃんたちです!!



魚座の水槽

最後にもうひとつ! 真鶴には隠れたお宝が眠っています。それが、たぶん我が町で一番大きくて、一番立派で、一番好立地にある「魚座(さかなざ)」の水槽です。

すご〜く、もったいないことにこの巨大水槽が長年空っぽのまま!

そこで私が長年あたためてきた(……と言っても引っ越してきてからまだ2年)、とっておきの秘策があるのですが、その詳細はまた次回。連載50回記念の「はななのフィッシュ日和」で公開いたしまーす!!









Author
はなな
真鶴町在住の大学生。家族の協力を得て『まなNAVI』を運営しています。趣味はウクレレ(ギター)と豆チョウ採集。夢は、開発中の「ぼんぼん鮫最中」をいつか商品化することです!!