EDITORIAL
くらしかる真鶴
『Co-Studyingスペースのこと』

コ・スタディイングスペースとは?

芝浦工大で建築や設計をお勉強中の学生さんたちが、ただいま「くらしかる真鶴」にお泊まりして、1階の店舗だった部分をリフォームしてくださっています! 春休みを利用されての約1週間の合宿です。

こちらの記事でお伝えした通り、月曜日と水曜日にはワークショップも開かれました! 芝工の皆さんありがとうございます!

本日はその機能のひとつ、『Co-Studyingスペース』についてお話しします。耳慣れない言葉ですよね。コ・スタディイングスペース……それもそのはずで、私の造語だからです。「共に」という意味の”Co”と、「お勉強」の”Studying”を合わせて『Co-Studying』スペース。

「コワーキングスペース」のお勉強版なのですが、起業家やフリーランスの方々が利用される「コワーキングスペース」はだいぶ有名になって、地域・町興しの定番となりました。デスク、wifi、プリンターなどが設置されていて、異業種の方々が刺激を与え合う……全国で3,000箇所以上に爆増しているそうです!!

私は永野芽郁ちゃんの朝ドラ『半分、青い。』でその存在を知りました



リモート学習と教え合いの場

一方、お勉強の場となる『Co-Studyingスペース』はリモート学習。私のような通信制の大学に通う子、ビデオ学習の受験勉強生、学校に登校できなかったりする子、あるいはただ自習スペースが欲しい子などが、気軽に集まれるような居心地の良い場所づくりを目指しています。

今後、AI学習などもクオリティーが上がり、通信制の中学校や高校も増えていくことでしょう。群馬県では「UniPath(ユニパス)」という概念が導入され、Unique(自分独自)のPath(進路)を辿る、学び方の多様性が認められる時代になりつつあります。

リモートなら電車で遠くの学校まで通わなくても、同じ授業が受けられたりします

でも自宅学習の欠点は、だらだらしちゃいがちなところ。パソコン授業は、パジャマのままでも受けられるし、時間もフレキシブルなのでついつい寝坊しちゃったり……。きちんと朝起きて、着替えて外に出て、決められた時間に登校、受講、お昼ご飯を食べる……といったケジメも大切なのです。

また、家にいると塞ぎこみがちになったり、人との接触が減ったりもするので、多感な成長期には人間形成にも影響が出そうです。宇野常寛さんの本で知った東京小金井市の「ムジナの庭」という就労施設では、「コレクティフ(collectif)」という個々の有機的なつながりを尊重しつつ、一緒にランチを食べる(でも強要はしない)ことの効用も書かれていました。

こんな場を必要とする若者は、今後全国的に増えていくと思うんです



地方活性化に若者を!

逆に自治体側からの視点で見ると、進学で都会に出る必要がなくなった若者を、地元にとどめておくチャンスにもなります。特に『Co-Studyingスペース』で、普段から勉強を教え合っている学生たちが、地方の課題を知り、取り組んだりする機会があれば、地元への愛着にもつながります。

各地方のコワーキングスペースにもそういった側面がありますよね

日本の学生の自己肯定感の低さ、コミニュケーションへの苦手意識。その要因として、スマホにおける承認欲求が指摘されることがあります。なかなか増えない自分のフォロワーや「いいね」に対して、煌びやかに見えるインフルエンサーのライフスタイル。ネット空間より、地域におけるリアルな人間関係が不足しているのかもしれません。

大人の人に必要とされたり、感謝されたり……孤独になりがちな都会とは違う良さが、地方にはあるはずです。東京に出ていき、戻らなかった女性たちの結婚率が低く、生涯未婚率が高いというデータも存在します。煩わしさが倦厭されがちな地方や田舎暮らしでもありますが、それってその先にある人のつながりとトレードオフなのかもしれませんね。




くらしかる真鶴に遊びにきてください!

まだ改装中なので、今後どのような運営方針になるのかは、まだ見通しが立っていません。オープン時間や利用方法が明らかになったら、またこちらの『まなNAVI』でお伝えしようと思います。それまでは、前を通りがかった時にでも中を覗いてみてくださいね。

発案の元となったこの紙も、表のガラスに貼り出してあります

自習室としての利用だけでも良いので、ぜひ多くの中・高・大学生に活用して頂き、真鶴発信の地方活性化プロジェクトとして全国に広まると良いな〜と、考えています。ご興味のある方はこちらのメールアドレスまで、ご連絡ください!









Author
はなな
真鶴町在住の大学生。家族の協力を得て『まなNAVI』を運営しています。趣味はウクレレ(ギター)と豆チョウ採集。夢は、開発中の「ぼんぼん鮫最中」をいつか商品化することです!!