「ミナトナガヤ」へようこそ!!

でも「真鶴魚座付属店舗施設」……って漢字の羅列を目にしても、地元の皆さんですらピンと来ませんよね? 「魚座(さかなざ)の前のカマボコ型のお店やさんだよ〜」と言われた方が分かりやすいと思います。それが今年の初め、キャッチーな愛称が正式に命名され、懐かし&オシャレに呼びやすくなりました〜。ずばり「ミナトナガヤ」です!!

それに合わせて、こんな可愛い水色デザインの看板が掲げられたことにもお気付きになられていたでしょうか? 控えめで主張せず、かといって埋もれもしない、絶妙にセンスの良い看板だとは思いませんか? そしてカタカナ表記の名前自体、小っちゃな5店舗が連なるこの施設にピッタリです!!
その一つが2024年の9月にオープンした『炉端焼き 傳(DEN)』さんになります。干物が特産の真鶴町にあって、私が一番オススメするのがここ。いろんなお店で提供されいる干物ですが、炭火にこだわって、目の前で焼いてくれるお店は他にはありません(たぶん)! しかもこだわりは、それだけに留まらないのが『傳(DEN)』さんです!!

『炉端焼き 傳(DEN)』
まずお店で使われる干物はすべて『魚伝(UODEN)』さんの自家製。名前からお分かりになる通り、『傳(DEN)』さんは『魚伝(UODEN)』さんの直営店。漢字の「傳」は「伝」の旧字体となるそうです。保存料や化学調味料などは一切使わない手作りの干物の美味しさは、ぜひこちらの記事でご確認ください。

お店では最高の干物を、ちょうど良く熾火(おきび)となった炭で丁寧に、ちょうど良い火加減で焼いてもらえます……魚を捌(さば)く時に「海腹川背」という言い方がありますが、炭火で焼く時も海魚は腹側(身の方)を先に、川魚は背中側(皮の方)を先に焼くそうです。一匹一匹、鉄串で火の通りを確かめたら、焼き上がります。

その他のこだわりを挙げれば、ご飯はわざわざ羽釜で炊いてふっくら(保温にはジャーを使うこともあるそうです)。冷奴などで使われるお豆腐は、おとなり湯河原の有名店「十二庵」さんの直送品。鰹節も同じく湯河原の老舗「石倉商店」さん。アオサのお味噌汁の出汁にもその鰹節が使われています!

そしてランチの方に是非お試し頂きたいのが、この真っ黒な「イカ爆弾」です!! 『魚伝(UODEN)』さんの青木良磨さんが開発して、国交省の「観光振興賞」も受賞した逸品です!! 黒い色は、イカスミ入りのパン粉で揚げているから。中身はジャガイモとイカと飴色玉ねぎにとろ~りチーズも入ってます!!

夜は居酒屋さんに変わります
そしてただいま若干19歳、まだお酒の飲めない私、森花菜が憧れを募らせているのが、夜の『炉端焼き 傳(DEN)』さん!! 金曜と土曜の夜は居酒屋さんに変身し、地元の人が三々五々と集まってきます。夕方5時以降の夜の営業が少ない真鶴町にあって、貴重な町民の交流の場。お品書きも居酒屋メニューにガラッと変わります。

一番のウリは外看板にも掲示されている「知覧鶏」の焼き鳥!! 知覧と言えば鹿児島にあるお茶の葉っぱも有名な所ですよね。そんな自然いっぱいの地で、市場に出回る鶏肉(およそ生後50日で出荷)の数倍、450〜700日かけてしっかりと育てられ、熟成された知覧鷄は、コクと歯ごたえが違うそうです。お店で手打ちされて、これもまた炭火で丁寧に焼かれます。

また私が個人的に気になるのは、三浦半島の有名な「岩沢ポートリー」さんがプロデュースする「姫様卵のTKG」と、天国に一番近い島、ニューカレドニアで養殖される「天使の海老」……化学物質や抗生物質を使わず自然環境で養殖された高品質な車エビの2品です。

まずはここから!!
「うめぇ魚、食ってきな!」がキャッチコピーのミナトナガヤの中でも、素材の選び方から焼き方まで……たくさんのこだわりの詰まった『炉端焼き 傳(DEN)』さん。はっきり言ってここのお店はどこも美味しい所ばかりなので、ぜひ何度も通って全店制覇して頂きたいところですが、まずは一番端っこ、海側(港側)にあるこのお店から攻略してみてください。

